AROOM

2021.09.24

【HTTPS・SSLって何?】知っておきたいSSL化の必要性と仕組みについてご紹介

はじめに

こんにちは。A-ROOM編集部です。
本記事にアクセスいただき、ありがとうございます!

先日友人が経営する果物農園のECショップで色々と果物の加工品を購入しました。
本来であれば観光農園という形で果物狩りや直売所で売上を立てていたのですが、コロナ禍で観光農園がなかなか通常営業できず、現在はEC販売にも力を入れ始めています。

個人でもECサイトが持てる時代

ECサイトは個人でも立ち上げやすくなっており、売りたいものがあれば直ぐにでもショップが作れる時代です。立ち上げについて以下記事でもご紹介しましたので、もしご興味がありましたらご覧いただければ幸いです!

【ECサイト・ネットショップを作りたい方へ】作る際に知っておきたいECサービスの違いとメリット・デメリット

さて今回はSSLについて

個人でのサイト作りが身近になっている昨今、ホームページづくりに少しでも関わったことがある方は「SSL」という言葉に出会ったことがあるのではないでしょうか。

なんとなくセキュリティを向上させるために必要な設定だと思っていませんか?
今回はそんななんとなく必要性を感じるSSLについてご紹介させていただきます。

SSLとは?

語源について

SSLはSecure Sockets Layer(セキュア・ソケット・レイヤー)の略で、
インターネット上の通信を暗号化する技術になります。

インターネット上のデータ通信は第三者により傍受・改ざんされる危険性もあるので、この技術を導入することで訪問者のブラウザとサーバー間のデータ通信が暗号化されてセキュリティ効果が高まり、訪問者も安心してアクセスしてもらえます。

データ通信の暗号化のメリットとは?

データ通信を暗号化すると情報を傍受されたとしても深刻な状況を回避することができます。内容を解読する心配もないので個人情報の流出、改ざんなどの事態を回避することができます。

暗号化の仕組みとは?

SSLはデータを暗号化して復合化するために必要になる鍵を用いて送受信をします。
復合化とは暗号化を解除することです。特定のブラウザとサーバーのみ使用できる共通鍵を使って暗号化します。

そのため、データの送受信途中で不正アクセスなどによってデータが流出した場合も共通鍵で守られ、データの悪用も防げます。

個人情報が漏えいした場合の被害とは

「訪問したユーザー側」と「ホームページを持つ企業側」の2軸で各事例をご紹介します。

訪問したユーザーの被害例

スパムメール、迷惑メールなどの架空請求が届く

個人情報の流出でスパムメール、迷惑メール、架空請求が多く届くようになります。
例えば、知らない会社からの支払い要求、遅延のメールなどが届く場合もあります。

営業電話、ダイレクトメールが増える

個人情報などが不正に取得されると悪徳業者などに売られてしまう場合もあります。
そうすると営業の電話がしつこくかかってきたり、ダイレクトメールがたくさん届いたりします。

詐欺サイトへの不正登録がある

フィッシング詐欺のサイトの被害が多くなっています。
個人情報が流出した場合、詐欺サイトの運営者として自分の個人情報が勝手に登録されてしまうことがあります。

企業の方の被害例

企業のイメージの悪化

企業のホームページにアクセスして個人情報が漏れることは大変な企業イメージの悪化につながります。情報漏れしたことが原因で企業側の信用問題やクレーム対応などに追われてしまいます。

悪評のネット上の拡散

ホームページにアクセスしたために訪問者の個人情報が流出したことで、SNSで拡散されてしまう場合があります。一度ネットに公開されてしまうと完全に抹消するのは難しいです。

信頼性がなくなり顧客が離れていく

信用性が傷ついてしまったことで売り上げにも影響がでてきてしまいます。
商品が売れなくなってしまったり、取引をするのは危険というイメージがついてしまったり、顧客を不安にさせてしまいます。

SSL対応のホームページが望まれている

以上のことより、インターネットをするときは個人情報の流出が一番不安なことになります。
ネットを利用する人が多くなっている中でWebサイトでのセキュリティ向上は一番求められていることです。
個人情報を入力するページには必ずSSL対応が求められます

SSL対応の簡単なチェック方法とは?

対象サイトがSSL化されているかどうかはどうしたら分かるのでしょうか?
現在はSSLを導入しているホームページとしていないホームページの見分けがつくようにアドレスバーで簡単にチェックができます。

上図のようにアドレスの前に鍵のマークが付いているのが導入しているということになります。また、URLがhttpからhttpsに変更されているものがSSL化されているサイトと判断ができます。

鍵がないところはSSLが導入されていないため個人情報を入力するようなことは避けるようにしましょう。

SSL化必須の動き

2018年7月24日からSSL化していないサイトは、ブラウザのURLバーに「保護されていない通信」と警告が表示されるようになりました。

SEOの観点からもSSL化されているサイトはSEO評価を優遇するということが2014年の時点でGoogleから発表されています。

個人情報保護が重要視されているネット社会では、ユーザー心理的にも「保護されていない通信」と警告が出てしまうとサイト離脱や信頼を失うきっかけになってしまいますね。

独自SSLなら安全

保有しているドメインに対してSSL証明を行うことを「独自SSL」と言います。
独自SSLなら全ページが保護され、Cookieも含め、データ通信が暗号化されるので第三者に盗聴されても情報を読み取られることはありません

独自SSLの企業ホームページの導入をすることで個人情報流出やなりすましなどを防ぐことができるので安心して訪問者に企業ホームページにアクセスしてもらうことができます。

SSL証明書には種類がある

SSL設定は無料のものから有料のものまで種類があります。
それらは発行されるSSL証明書のブランドによって異なります。

ブランドは価格や信頼レベル、発行までの日数など種類が様々で所有するWEBサイトによって選択肢が異なります。
運営会社やサイト・個人情報取り扱いの規模感など様々な面から総合的に選択する必要があります。

勧められたまま何となく有料のSSL(かなり高い費用)を使っていたけど、それを無料にして浮いた予算を広告費にしてサイト集客の良いサイクルを回したいというお客様の声もあります。

SSLには種類があるという事を知っておくとホームページの保守運用にかける費用も戦略的に考えらますね!

まとめ

いかがでしたでしょうか。今回はSSLについて解説いたしました。
個人情報が漏れるのは本当に避けたいことです。

SSLが対応されていることでユーザーは安心してアクセスすることができます。
今ではSSL対応の有無はユーザーから簡単に分かるのでセキュリティ・SEOの点からもしっかり導入することをお勧めします。

お気軽にご相談ください

当社でもSSL化に関するご相談や設定なども実績がございますので、何をどうして良いか分からないなどあればお気軽にお問い合わせいただければと思います。WEBサイトの立ち上げからSEOやSSL化に関すること何でも承れます!

ここまでお読みいただきありがとうございました。

今後も多摩地域・立川にあるホームページ制作会社として地域の皆様、
ホームページに関わる皆様に向けてお役に立てる有益な情報発信ができるよう努めて参ります。

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