組織づくりに悩みは尽きません。
まず、教科書にはヒントはたくさんありますが教科書通りにやってもうまくいきません。
車を運転したことない人に教科書だけ読ませて車を運転させるようなものなのかもしれません。
ボコボコぶつかりながらだんだん進めるようになったと思ったら人数が増えたので次は船、飛行機と組織規模が変わるたびに違う乗り物を運転しろと言われている感じです。
乗り物をどんどん変えながら「行きたいところがある!」と言っている社長に付き合わされているエーウイングのみんなに行き先と行き方をもっと明確に伝えなくてはと考えたのですが実はこれが間違いでした。
行き先や行き方はもっとみんなで対話を重ねながら考え決めなければならないことがわかりました。
言葉にすればこれだけの話ですが、エーウイングの場合本当に難しいです。
そもそもデザインとテクノロジーとビジネスを担うデザイナーとエンジニアと営業のそれぞれが大切にしていることを理解し尊重し認め合う。そして「品質と効率」「共創と統制」「コミュニケーションと集中」など2軸以上の一見相反する事項の最適解をプロジェクトや状況ごとに設定し共創する。
まさにお互いの立場を認め合い共創していくホスピタリティの精神なのですが都度最適解を探ることは大変な労力です。
マニュアルを作ってシステム化して何も疑わず物事を流していく方が間違いなく楽です。管理統制型の仕組みで上司が考え意思決定するから部下は指示に従ってやっておけの方が間違いなく楽です。しかしこれだけだと行きたいところに行くのにだいぶ遠回りしてしまうことがわかりました。
エーウイングはもっと本質的に物事を考えていきたい集団です。
エーウイングのひとたちは嘘を嫌い、正直に筋を通したいバカ真面目な集団なのです。
だからあえて遠回りする。それが本質的には一番の近道だと信じているからです。
さてさて、僕たちが行きたいところってどんなところなんでしょう。
僕たちのミッションが少しずつ達成され始めていく頃、エーウイングはどんな仲間が増えていて、どんなオフィスになっていて、どんな働き方があって、どんな助け合いがあって、どんなことを大切にしていて、どんな雰囲気で、そして次はどんなミッションを思い描いているのでしょう。
どうゆう行き方で、どこに行くのか。
エーウイング号には僕とみんなが乗っていている。
だからこそ、みんなで対話を重ね、みんなで考えていきます。