会社をやっていると出会いとか別れとかたくさん繰り返していきます。
今日も大切な仲間がエーウイングを巣立っていきました。
5年近い時間をエーウイングで過ごしてもらいました。
彼女は天真爛漫で頭で思ったことをすぐに言葉にして行動してしまうじゃじゃ馬でした。
突き抜けた性格でお客様にもとても好かれる元気な子。
エンジニアとしての技術的なスキルやコミュニケーション能力に長けていて、打ち合わせに彼女がいると明るくテンポ良く進んでいく。
まるで太陽のような明るさでみんなを照らしてくれる。
外向きにはまぁまぁいいんですが、その分エーウイングの中での自由奔放な行動に何度も叱りつけた記憶があります。
その都度泣きながら「エーウイングのことが大好きなのに社長に悲しい思いをさせてしまって悔しいです。」と言ってくる。
そうかそうかと許してあげて2週間ぐらいするとだんだん元に戻ってくる 笑。
エーウイングの歴代メンバーの中でもダントツに手がかかる子でした。
ちょうど一年前ぐらいに2週間プロジェクトというミッションを僕と彼女でやったことがありました。
2週間で社長イズムを叩き込むという短期集中合宿のような取り組みでした。
仕事の基本は整理整頓。身の回りの整理整頓、デスクトップのアイコンや使っていないファイルも全て捨てさせました。
その後スケジュールの組み方や思考の方法、自己防衛バイアスとの戦いなど新しい自分を手に入れるべくお互いを曝け出し向き合い続けました。
そのプロジェクトの最中、彼女から将来の相談に乗って欲しいと言われました。
3年後、5年後、10年後、30年後と彼女のビジョンが全て書き出された一枚の紙を差し出されました。
そこにはエーウイングではない未来が書き出されていました。
その時の自分は、ただただ寂しい気持ちになってちゃんと向き合うことができませんでした。
次の日僕は彼女に心から謝罪しました。
誰にでも簡単に曝け出すことなんてできない大切なことを相談してくれたのに僕の姿勢は間違っていたと。
改めて僕は、君の未来を応援すると伝えました。
それから1年が経過して、色々なタイミングが重なって彼女はあの時の夢をもう一度行動に移そうと決心しました。
僕は寂しい気持ちをグッと抑えて応援すると伝えました。
退職が決まってから彼女はいつも以上に高いパフォーマンスを発揮してくれました。
彼女の「最後まで走り抜ける!」という強い意志を感じました。
みんな彼女が退職することが想像しにくくなりました。
最終日の今日も今日が最終日ということを何度も忘れさせてくれる仕事をしてくれました。
すごくかっこよかったです。
定時後、ささやかではありますが、彼女のためにプチパーティーを開催しました。
彼女の5年間を写真で振り返ったり、ひとりひとりからメッセージをもらったり、プレゼントを渡したり。
彼女はエーウイングのことが誰よりも大好きだ。
だからみんなも彼女のことが大好きだ。
最後は写真撮影。
みんなの笑顔を見て、やっぱり彼女は太陽だったんだと確信しました。
彼女のことだからエーウイングには実家みたいにふらっとやってきてワイワイやって去っていくんだろうなと思います。
それでもいい。いつでも遊びにおいで。