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2025.12.31

2025年を振り返り、2026年を迎える。

早いもので、2025年も残すところあと僅かとなりました。 毎年この時期になると「一年が早い」と言っている気がしますが、今年は例年にも増して、そのスピード感に圧倒された一年だったように思います。

2025年を象徴する言葉を一つ選ぶなら、やはり「AI」に尽きます。

ウェブ制作を取り巻く市場のトレンドは、今、驚くべき速さで変化しています。 しかし、その激流のただ中にいて、ふと思うことがあります。

ビジネスの本質は、結局のところ「人と人」なんだな、ということです。

誰かが何かに悩み、それを誰かに相談したいと願う。 「どこに相談すれば、自分たちの想いを汲み取ってくれるだろうか」と、信頼できるパートナーを探している。 その根源的な営みは、どれだけテクノロジーが進化しても変わることはありません。

ただ、その「悩みを解決する手法」は、劇的に変化しました。

クリエイティブの現場において、AIの活用はもはや「選択肢」ではなく「必須事項」となりました。 僕たちのポジションも、今までとは違うステージへとシフトしつつあります。

営業の面でもそうです。 提案書の作成や初期のリサーチ、さらには提案時の「仮説のイメージ」を具現化するところまで、AIが伴走してくれるようになりました。 来年はこのプロセスをさらに整備して、営業にかける工数を圧縮し、その分「お客様と向き合う時間の濃度」をこれまで以上に上げていきたいと考えています。

デザインやシステムについても同様です。 写真やテキストの生成、図版の作成。そしてフロントエンドのコーディングに至っては、1ヶ月前の手法がもう古く感じてしまうほどの加速度で進化しています。

「これで満足」と思った瞬間に、時代から取り残される。 そんなヒリつくようなスピード感の中で、常に「今、何が最適なのか」を自問自答し続ける。 そんな状態に、ずっと向き合っていきたいと思います。

では、AIにできないことは何だろう?

最近、僕はよく考えます。 医療や福祉、運送や製造といった現場の仕事は「エッセンシャルワーク」と呼ばれますが、実はホワイトカラーの中にも、替えの効かない「エッセンシャルワーク」が存在するのではないか、と。

それが、まさに「人と人」の領域です。

例えば、お客様からの「曖昧なパス」を、阿吽の呼吸で受け止めること。 そもそも、お客様のオーダーが曖昧なのは、真剣に悩んでいるからに他なりません。 悩みの中心がどこにあるのか、まだ定まっていない。 そんな時から真っ先に相談に乗って、一緒に考えられるパートナーでありたい。

ふわっとしたニュアンスを汲み取り、それを120%の形にして打ち返す。 そんな「人間ならではの余白」を大切に生きている人にとって、これほど面白い時代はないのではないか。 逆に、きっちりと仕様が決まっていないと動けない人にとっては、少し厳しい時代になったのかもしれません。

エーウイングがこれから進むべき道。 それは「コラボレーション」、つまり「掛け算」だと思っています。

これまでは、お客様の悩みを自社だけの力で完結しようとしていました。 しかし、最近は「そもそもそれって本質的ではないよな」と思うようにもなりました。 エーウイング外の才能や、最新の技術と掛け合わさることで、自社単体では成し得ない「最高の価値」を作っていく。 2026年は、この「掛け算」の質を高めることにコミットして動いていきます。

気づけば、エーウイングもあと二年で20周年を迎えることになります。 節目の時を前に、もっともっと社会に認められる組織でありたい。

そのためにも、AIに大胆に任せられる部分は任せ、その分、僕たちは「人間としてのエッセンシャルワーク」に集中する。 AIには決してできない、会社と会社、人と人の掛け算。 そして、多様な才能を組み合わせて新しいサービスを形作ること。 それこそが僕自身の得意なことであり、僕が本当にやりたいことなのだと、改めて確信しています。

これからも変化の波は止まらないでしょう。 けれど、その変化に敏感でありながら、どこかでその変化さえも楽しめる。 そんな軽やかな気持ちで、日々を生きてまいります。

本年も大変お世話になりました。 2026年も、エーウイングをどうぞよろしくお願いいたします。

株式会社エーウイング 門脇 恵二

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